このあいだ京都の南座へ、浅野ゆう子さんと高橋惠子さんのW主演の芝居を見物に行って来ました。
突然ですが質問です。
なぜ南座と呼ばれているか?ご存知でしょうか。
それは・・・四条通の南にあるからです。(ウソではありません。ホントの話です)
座席が前から2列目だったので役者さんの細かな表情も感じられスゴイ迫力でした。
劇中に浅野ゆう子さんが "自分のことを誰もわかってくれない" と嘆くシーンがあったのですが、本当に涙を流していました。スゴイ!!
南座は日本最古の劇場(建物ではありません)と言われています。
実は、この南座が今もなおこの場所に存在していることは奇跡に近いことなのです。
江戸時代の初期、四条河原周辺に芝居小屋が7座ありました。
その後火災で焼失したり、興業の中心を大阪に奪われたため、江戸時代中期には南の芝居(今の南座)、北の芝居、西の芝居の3座だけになっていました。
1794年に西の芝居が火災で焼失、
1892年(明治25年)に四条通の拡幅のため北座が閉鎖され、結果として南座だけが残りました。
1906年(明治39年)に松竹が買い取ることになって、
1913年(大正2年)に木造のまま大改造がなされ、定員1436人の大劇場となりました。
1929年(昭和4年)に桃山風の破風をしつらえた鉄骨鉄筋コンクリート造5階建て、定員1527人へと建替えられることとなり、
1991年(平成3年)に劇場としての最新設備を装備するため、外観イメージはそのまま残るように改修されました。
1996年(平成8年)になってから、建物が国の有形文化財に指定されています。
毎年、年末に行われる吉例顔見世興業はあまりにも有名ですね。
最近では新たな試みとして演劇やコンサートも行われています。
400年もの間、歌舞伎発祥の地で伝統を重んじながらも新しい挑戦を続けているなんてスバラシイですね!
ゴンも今までのカラに閉じこもらないで、これからも新しい挑戦を続けて皆様のお役にたてるようにガンバルぞ!!