免震構造ははやりの言葉です。蓋を開けてみるとどんな地震対策は効果的ですか。

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免震構造の根本

現在の建築基準方法は硬い建物を求めます。金物でガチガチと固めて地震に強い建物を作るという考えです。
大きな震災があるたびに、法律は更新されて、更に高い強度を求める感じ。。。
しかし、硬い建物は家具、人体にそのまま激しい震度を伝わるのでむしろ危ないですね!
また、建物の強度を考えても倒壊しなくても硬い建物は地震の影響で大きなダメージを受けます。
2011年の東北地方太平洋沖地震で新築の長期優良住宅は共振現象により大きなダメージを受けました。知っていましたか。

どっしりした楢の木よりも、柔軟性のある竹の方が割れにくいって考えたことがありますが。
この事実をもとに、自動車のボンネットは柔らかく追突の場合茂樹を吸収するように開発されています。
事故にあった場合は硬いボンネットの車に乗りたくないですね。
柔軟性のある構造の車の方が安全ですね。
更に一番安全な車は・・・ブレーキが付いている車ですね。ブレーキがあれば壁にぶつけて止まる必要はないでしょう(笑)

家の場合も、ブレーキが付いている家があれば一番安全ですね・・・(溜息)

実は建物の場合も(法的の耐震構造を加工した上で)柔軟性を加えると安全性・耐久性をmeliorateする事は出来ます。
建物の構造・規模によっていろいろな考え方が有りますが、ここで木造住宅で使用できるシステムを紹介します。
建物の揺れを停める筋違と併用にダンパーを加えることで摩擦によって震度を熱に変えて吸収します。
想像しやすいものでいうと、ダンパーに相応しい材料はゴムのようなものです。

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吸収率・耐久性を考えると一番良い素材はアクリール系のshock材(ホームセンター等で家具の下敷きとしても販売しています)
住友3Mが開発をしたアクリル材はアメリカで30年前から、日本で横浜のランドマークタワーの基礎の中で使用しています(築20年)
今までの実験ではこの素材の経年劣化は無いので半永久的と言われます。
目安として40坪の住宅の場合はバランス良く1階8か所、2階4か所にダンパーを配置しています。
制震ダンパーの材工のコストは約100万円/1棟です。
このダンパーを使えることで震度の影響は半分カット出来ると言われています。また、地震が終わった後に2秒程度で揺れを完全に停めます。

設計事務所は使っているダンパーシステムは住友3Mが開発された材料です。
詳細、特徴に関しては、GVA制震ダンパーのページを見てください。
「免震構造」を唄っているハウスメーカーは数多くありますが、性能、耐久性に違いは多いです。やはり系列、独占契約などの理由で状況に合わせて最適の地震対策を選ぶことはできません。
例えば:
・大和ハウス:GVAと同じ住友3Mのアクリルゴムを使っています。
・三井ホーム、住友林業:油圧ダンパー、鋼製ベアリングを使用しています。
・積水ハウス:住友ゴムのMIRAIEシステムを使っています。

yokohama-land mark.jpg

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