全館空調の人気は少しずつ高まっています。
日本人は「炬燵の文化」から、「高断熱、高気密の文化」に移っているようです。
春夏秋冬の特徴を楽しみながら、寒さ・暑さを取り入れるのがいいか、温度差のない空間でのんびりと過ごすがいいか、言い切れないですが、みなさんはそれぞれの考えで良いと思います。
しかし、「省エネ」、「エコ」を考えるとやはり里山がなくなった現在の日本ですと、断熱性を高めて、エネルギーができるだけ外に逃げない様にするしかないかと思います。
全館空調の考え方:
①先ず条件としては、高い断熱性・気密性のある建物です。機械を入れるだけだと機能しません。
②その後、一か所に大きな機械:空調と換気設備を纏めて配置する(屋根裏のパターンは多いです)
③室外機は一か所に纏めるので邪魔にならない。常に動いていると言え、1機だけですのでランニングコストでのメリットは明らかです。
④お風呂の追い炊きと同じく、空気を循環させながら温める/冷やす。空気の一部を排気をしながら低速で回るので空気も入れ替わっています。
⑤屋根裏の機械から、各部屋の隅々までダクトで最適な温度の空気を配ります。
この⑤は注目のポイントです。ダクトのない全館空調システムは作ることはできない。
ダクトがなんとなく嫌?それなら全館空調をあきらめてください。
ダクトって・・・考えたことない・・・って方はいらっしゃいますか。
やはり全館空調を使うと天井は機械だらけになる、壁や天井を更に太くしないといけないところが出てきます。後は、ダクトの中を掃除はできないです。年月が経つと、少しずつホコリ、カビ、匂いがダクトの内壁に付着してどうしようもありません。匂いの問題だけではなく、アレルギー、アトピー、花粉症の原因にもなります。
なるほど!だからダクトはなんとなく微妙な感じです・・・
普通の全館空調を使えば、確実に10年以内に匂うので、我慢が出来なくなったタイミングでルームエアコンを設置して全館空調を殺します。
ちょっと待って、冷静になりましょう:
ダクトの吸気口に幻のフィルターを付けて、一切ホコリが入らない様にすれば、何とか大丈夫かな?こんな素晴らしいフィルターってある存在するのでしょうか。
冷静にですよ。はい、はい、良く考えると、最も無菌の環境が求めているところはたくさんがあります。たとえば病院の手術室。ここはホコリがたまったり、カビが発生したりって許さないでしょう。
では、手術室ではどうするんですか。
いくら細かいフィルターを使っても、限度があります。または、フィルターにゴミがたまったら、いつか漏出してしまう可能性はあるので小まめにフィルターの取り替えが必要です。しかし、取り替えるタイミングでごみはダクトに入ったら、逆効果ですね。悩ましいですね。
では、ここは幻の電子式のエアクリーナーの出番です。布・網みたいなフィルターではないです。
マイナスイオンを発生させながら、レーザービームのような細かくて強いバリアを作っています。
このタイプのフィルターを使えば、安心です。1年1回のメンテナンス点検(有料)は必要になりますが、フィルターとして完璧なお仕事をするので、一方通行であるダクトの中にゴミは一切入らないので、いつまでに綺麗です。匂い、カビ、アレルギー無しで30年間全館空調の心地よさ、省エネを楽しめます。
多くの設計事務所はazbil株式会社のシステムを使っています。
azbil『きくばり』セントラル空調システムのしくみ
1.熱交換器1台で室内の空調バランスを省エネルギーで実現
2.イオン発生器が空調機にセットになっているのでマイナスイオンで満たされた環境が実現
3.電子式のエアクリーナーは、室内の汚れた空気を3段階のしくみのフィルターを通してきれいな空気に交換し室内に流れていく。
ハウスメーカーは財政の関係、独占契約、掛け率、プライスマジックの話を優先にし、いろんなシステムを入れてます。コンプレッサー、熱交換機(ロスない)、センサーなどに関しては確かにどこでも似たりおったりです。
しかし、フィルターに注目をしてみたら、違いが分かると思います。