店舗デザイン
ブランドイメージなど会社や商品のイメージを商業空間において表現することは、顧客を引きつけるために重要なことです。
また、店舗で実際に扱われる商品が引き立つようなバックグラウンドを作り上げることも必要です。
スタジオ・ドディチは、商業活動に必要な機能を十分に考慮したうえで、顧客も、そこで働く人も楽しめる空間づくりをすすめています。
店舗デザイン
ブランドイメージなど会社や商品のイメージを商業空間において表現することは、顧客を引きつけるために重要なことです。
また、店舗で実際に扱われる商品が引き立つようなバックグラウンドを作り上げることも必要です。
スタジオ・ドディチは、商業活動に必要な機能を十分に考慮したうえで、顧客も、そこで働く人も楽しめる空間づくりをすすめています。
イメージと機能性:
ショップやショールームはイメージと機能性を結合させなければなりません。
商業プロジェクトは美的なイメージ、機能性、そしてコスト(イニシャル+ランニング)の3つの要素の最適なバランスを必要とします。これらの良いバランスを達成すれば、ビジネス投機において付加価値を大きく増大させることになります。好結果を生んだショップのイメージは、いくつもの広告よりも得るものが大きいのです。
"ショップは売るための機械"と言ってもいいでしょう。
ミノルタのミラノオフィスでは、狭い地下通路を宇宙的な特別な体験ができる空間にするために、私たちは色とりどりの"しずく"の形をしたオブジェを明るい背景の中に点在させました。カーペットの床は不揃いな並びを目立たなくするために異なった色を積極的に使用して領域を分けています-
ブランドイメージの表現 会社や商品のイメージを建築空間に表現すると、それは単なる箱ではなくメッセージを持つものとなり、顧客に強い印象を与えます。 さらにその空間が複数存在する場合は、それらのイメージを統一することにより、ブランドイメージを確実なものとします。 たとえば、トリーニが参加したニューヨークのスポーツクラブのプロジェクトでは、たくましく力強いイメージを強調するため、稲妻のモチーフが使用されています。このパターンをもとに床、壁の仕上げ、収納など造作部の形状や色彩、材質が予め決められ、各店舗にも展開されます。 | ||||
それぞれの店舗や、同じ店舗でも場所によっては制約条件もあり、また携わる人間も異なるため、当然個別の対応も必要となります。各担当デザイナーは、本来のデザインの要素を踏襲しながら、それぞれにおいて工夫を加えることで最適化を図っていくのです。 | ||||
繰り返される、稲妻をモチーフにした形状。 | photos: (C) Berzak Gold P.C. | |||
展示ブース: 私たちはクライアントとチームを組み共に働くことに注力します。共通の目的を追求しながら、インテリアやグラフィックス、商品を含めたコーディネーションを作り上げることはとても重要です。この最も良い機会は、企業がこぞってそれ自身を見せる場としての展示会であり、そこでは企業のブランドイメージがダイレクトに反映されるのです。 Frezza (Business Show, ISOT), Liuni (Technotel), Berry mills (Macef-Milano Fair, INTEX) のためのブースとモジュラーファニチャーを作りました。 |
||||
新築内装の実例: 堺のショールーム 建物面積140㎡。本プロジェクトでは麻や竹などの天然床材料を上手に展示することが容易ではない課題でした。最善策は材料をショールーム自体を仕上げるのに使うのではなくて空間を飾るために配置することでした: 地味な什器と天然素材の単なる共存ではアクセント要素が創り出せないし、カラフル過ぎる什器では天然素材よりも目立ってしまう恐れがありました。私たちはカスタム家具の「ファミリー」を創り出すことによりその課題をクリアしました。同脚ディテールを持つテーブル、ベンチ、装飾ウォールを配置することによりカラーの繰返しリズム効果も生み出したのです。また、本来は床材料である竹タイルを使ってエクスペリメンタルな家具の仕上げも行いました。 |
ショールーム-店舗デザインのプロセス 本プロジェクトでは、最初から模型を使うことによって空間感覚を正確に認識しながら 内装デザインを発展させていきました。この空間を仕切るほぼ全てのパーティションは 家具がその役割を果たしています。そういうわけでも、詳細レベルよりも空間レベルから デザイン案を興していくことが重要でした。 デザインコンセプトを十分に反映させて、またその意味を高めるためにもディテールまで正確に描写します。 本プロジェクトでは、異素材同士を最良の方法で生かせる組合せを考えながら、メンテナンスも容易にする最善の 方法を調べていきました。常に、施工図を描く前にはコストを削減するように努める一方で、正確に、そして 最高品質に仕上げられるよう、施工業者さんと確認していきます。 |
|||
インテリア - リフォーム
ライフスタイルを変えるのに、必ず建替えが必要なわけではありません。構造的に十分長期に渡って使用可能な建物であれば、その財産を生かしたいものです。内装を中心としたリフォームであれば部分的な投資で必要な空間を得ることができ、今までの財産も有効に活用できます。 住宅、店舗を問わずリフォームは賢い選択ですが、とくに店舗においては初期の投資を最小限に抑えることができるので採算の面からも一度は考えるべき手段と言えるでしょう。 ←左の写真は、ドディチ・ドディチの旧事務所(神戸元町)の一部です。3階建てのビルの2階部分で、以前はレストランがあった場所を改装して事務所にしました。 |
→ | ||
階段部分の改築前と改築後。床には耐滑性に優れ、メンテナンスも簡単な麻を用いました。壁は不規則な凹凸を隠した上で、温かみある雰囲気を醸し出せるように調整しながら仕上げました。 | ||
→ | ||
窓側の改築中と改築後。貴方のライフスタイルをがらっと変えるのに必ずしも建替えが要求されるわけじゃないんです。賢くリフォームすることで節約しながらより優れた質のディテールと仕上げが手に入るのですから。 |
私たちはリフォーム、新築に関わらず必ずいつもプロジェクトの模型を創ります。左写真は本改築模型内部の様子:材料をカットしたり、パーツを取替えてみたり、カラーを変えたり、と最大限にその空間の特性を生かせる結果に到達するまで調整を繰り返します。パーツによっては施工をより正確確実にするために詳細模型も創ります。だから、私たちが創る模型はまるで本物のように見えるのです。 |
→ | |||||
→ | ||||||
改築ユニットの入口の改築中と改築後の写真です。天然床材で床に続けて壁まで覆うことで空間にさらなる奥行きを生み出し、同時に天然素材に囲まれることで暖かさと心地よさを得ることができました。 |