ファルネーゼのアトラス

世界的な文化遺産として知られるファルネーゼのアトラスは、古代ローマ時代に作られた石像で、普段はイタリアのナポリ国立考古学博物館にて保管されています。
複製は存在せず、世界で1つしかない大変貴重な大理石彫刻です。
高さ2メートル、重さ2トンで、膝を曲げ体を屈めながら、両手で天球を支えるアトラス(チタン、巨人)を描写しています。
イタリア館ではこの様に再現や複製ではなく、”実物”の展示にこだわっているところがカッコいいです。
日本含むアジア初展示として空輸でやってきました!
ここで、少し裏話をします:
アトラスを持ち上げることはできないので補強をされたパレットで移動をし、最終的に土台を造作し、パレットは中に隠れていきます。
このパレットやほかの頑丈な梱包材があり、高さ3.6mの木箱で届きました。その木箱を館内に仕入れるために設計変更が伴う追加で開口を作ったりということもありました。
なので、木箱が配達され、プレスが並んで、どれだけの巨人が出てくるのを皆が息を止めながら楽しみにしていました。
なお、箱が空いたら、思ったよりも・・・実際は・・・小さい巨人でした!
誰も言ってないが、きっと皆が驚いて、同じことを考えた:意外とコンパクトだね(笑)
セット後すぐにプロジェクションマッピングで原色に染めたり、ライトエンジニアが遊んでたが、おそらくその後はプロジェクションマッピング案は却下されたと思うというか、今は真っ白の姿しか体験できません (/ω\)
イタリア館のワークスも要チェックです🍕