エレベーターホールから下りた時の最初の印象は、大事です。フレンドリーなイメージと共に、高級感を伝えたい。国際通りを見下ろせるロビーを広く見せながら、メイン空間でワンクッションを作りたい。ロビーの天井を張らず、３．３メートルの大空間を作る予定です。漏出になる空調設備などを隠すために、天井は黒色で考えてます。

若年層の客を想定して、カラフルなロビースペースを作るつもりです。面積的に９０㎡ですので、狭くはないですが、４０～５０人が集まってくることを考えたら、最初から変化のある空間を作った方が落ち着き易いと思いますし。実際に営業しながらの微調整（テーブルのレイアウトを変えるなど）は、ごまかしがききます。
ロビーのど真ん中に、１m x １mの太い柱がありますので、空間は狭く感じます。解決方法として、柱を曲面の壁で囲うことで、丸い柱に化けます。
砂浜のように、白い塗り壁で仕上げて、貝殻を飾ると圧迫感がなくなり、モニュメントのようになります。

ロビーの正面に、広いI型のカウンターがあります。左の部分（フクシア色）はバーカウンター。オープンキッチンのあるフロントは親しみ感がありますし、スタッフの導線を考えても、合理的で使いやすそう。忙しいくない時間帯には、スタッフ１人が居れば、フロントもバーも両方の面倒がみれます。

長手の面の壁に、寒色系の色を使うことで、解放感をアップします。また、入隅やフロント周りには、暖色系の色を使うことでお客様と近く感じる空間で、おもてなしができます。

水まわりは、掃除し易いように腰壁を塩ビタイルで仕上げます。お洒落な洗面台にしたいので、ガラス製の既製品を検討しています。

女子トイレ

レイアウトは、大分シンプルになりました。ロビーからドーナツ型の廊下を通じて、水まわりや客室へ