「リボン」ワンルームマンション企画案
今回の建物は2面から厳しく日影計規制と斜線によって高さは制限されています。段々となる姿は「角々」ではなくて、あえてデザインの特長になるように曲線を使って、建物はリボンのように空へ伸びていきます。
同じ面積、同じ容積率や建蔽率でも、用途地域、条例、向き、前面道路の幅などによって、全然違う建物の企画になります。
スタジオドディチとしては、住みやすい、入居者はプライドとエネルギーをもらえる建物を作るように最善を作りますが、その前にもひとつの大事な条件があります。
賃貸マンション、投資物件の場合はエンドユーザーの要求を頭に入れながら、先ずは投資家やデヴェロッパーが「ゴー」を出さなければ、企画は現実な建物になりません。つまり、
①法律を守りながら、
②事業性、高利性がありながら
③心地良い、高級感、インスパイヤをされる建物を設計しなければなりません。
勿論エンドユーザーが満足しなければ(③)、いくら合理的な建物(②)でも結局その場鎬で、新築としてのプレミアムが無くなったら物件の人気は一気に落ちます。
今回の物件は、
①どうしても道路斜線、日影図での制限を受けてしまうので、
②容積率を無駄なく使いきるために、建物の上層階を段々とセットバックさせなければなりません。
③利用者を満足させるために、かなり広いロビー、そして力強いモノトーンのイメージを提案しています。
また、上層階のセットバックに関して、欠点を特長に変えるためにデザインが統一できるコンセプトを仕込みます:リボン。
少し建築費用は高くなりますが、すべてのバルコニーや庇のエンド部分、角部分を丸く作っています。リボンのやわらかいラインのように、バルコニーが建物を包みながらエアリーに空にむたってポーズを決めます。
建物は大通り、入り口、角から見ると、それぞれの視点から特長があり構成的で「ここで格好よく住めそう」と思わせる外観デザインを提案しています!
状況によって、希望によって企画の形、デザイン案が変わりますのでお持ちな物件でアドバイスをさせて頂きますのでお気軽にご相談ください。