教育・医療・福祉

医療施設入口

 優しく、格好よく

思い入れが深く、私たちの考え・行動に浸透しています。「弱者を守るべき」と思っている。でも、子供たち、病気を抱えている方、お年寄りの方は「守る」よりも「認めて欲しい」のではありませんか。小さい子供たちはチャレンジが大好き、勝ち負けは関係なく楽しく課題を解きたい。怖がらず、保育園児に逆立ちをさせたら、全員が出来るようなる。ご存知でしたか?まず、「何をしたい」と相手に確認をすれば、考えたことのない、明るい目標が見えてくるでしょう。
 
保育園のカフェスペース

利用者に決めてもらう

まずは、衝撃的な事例から。保育園の内装は水色とピンクと思っているあなた、考えてみてください。1歳、2歳の子供は何を求めている?相手にして欲しい。遊んで欲しい。話しかけて欲しい。不思議な物。面白い音、色、光、形、質感。笑顔。 パステル色とかポップ色とかはあまり関係ない。お母さんや先生の笑顔、一人前として扱われているのが一番嬉しいことです。では、親や先生はリラックスができて、明るい気分になり、楽しいく声掛けをすれば、子供たちにとって一番幸せになのではないでしょうか。 この事例では、グレイッシュでエレガントなこども園で、カフェスペースや忙しいパパ・ママのためのプライベートロッカーを作ることによって、ポジティブなエネルギーが自然に子供たちに流れてくるように器づくりを行いました。
耐震補強

強くて、明るい

神戸の老舗のインターナショナルスクールの耐震補強の仕事を受けた時に、建て替えのオプションも検討しました。しかし、費用の問題、コミュニティーからの愛着があり、L字型4階建ての建物を補強することになりました。耐力壁は少なくて、偏心率は大きくて、安全のパラメーター「Is値」はなんと:最低基準の半分以下でした。 最初は太い鉄骨の筋かいを想定して、オーソドックスな補強計画を検討しました。なお、窓は狭くなる事に対して、校長先生は固く反対されました。英国では、校舎のクオリティを定めているのは設備でもなく、広さでも、立地でもないそうです。まずは自然光は最優先。伝統的な考え方だけではなく、研究の結果として、明るい空間で勉強をすれば集中できますし、当たり前ですが精神面もバランスよいお子様が育ちます自然光を減らさないで、補強できるか。花も楽しみながら、だんごを手に入れるのは出来るでしょうか。 目標が見えてきたら、解決策も見つかると思います。このケースに関して、繊維シート工法・鋼板巻工法の併用、巻柱工法を採用することによって安全基準を満たすことができました。その結果、Is値が0.7以上となり、今はこの学校を災害時シェルターとしても利用することができます! 詳しくは、神戸市・聖ミカエル国際小学校改装工事のブログをご覧ください。
デイケアセンター

健全なる精神は健全なる身体に宿る

幸せな人生を送るために必要なもの、このように古代ローマのユウェナリスが語りました。 お年寄りの方に歩かなくていい、段差を上らなくてもいい、便利な装置を提供すれば、一気に体調を崩してしまうケースは少なくありません。やはり安全な環境を与えるのは基本の基本ですが、それとともに生きるため、頑張るためのモティベーションがなければ逆効果だと思います。お年寄りでも、病気を抱えている方にもなるべく明るい空間に住んでいただいて、体とともに精神を回復して頂きたいと思います。また、建物の雰囲気は大事ですが本人にとってもっと大事な事があると思います。他の人と会話できる。他の人の役に立てる。他の人に愛されることがポイントになり、人間関係が構築ができる、刺激を与える器づくりを心掛けています。

この素晴らしき世界

高齢、ガンで弱ったルイ・アームストロングがこの素敵な歌を残してくれました。現在、医療の発展により平均寿命が延びているのですが、最近よく耳にするキーワードは「健康寿命」を伸ばすとの事です。上記の内容と少し重複しますが、結局健康な上で、どれだけ幸せになれるか、どれだけ周りの人を幸せにできるか、くるくると好循環で元気になり、健康寿命を今まで考えたことのないレベルまで伸ばせると思います。保育園とデイケアセンターを隣接させる事によって子供たちもお祖父さん、お祖母さんの希望を叶える施設が増えています。調剤薬局でありながら、コミュニティーセンター、カフェも兼ねている施設はこれから増えると思います。 遊びたいと遊ばせたい。教えて欲しいと教えたい人を合わせたらよいマッチングが実現できますね。花も楽しみながら、だんごを手に入れるのことができます!また病気の体を物理的に治しながら、色、香り、アートで五感を豊にし、前向きな雰囲気を作ることをスタジオドディチは強く推奨します。 次世代の病院、クリニック、デイケアサービスを検討したい方は是非意見交換をさせてください。